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退職金ってどれくらいもらえるの?

みなさん自分の退職金ってどれくらいか知ってますか?

将来の資産計画を考える際、退職金がいくらもらえるかはとても重要です。私はこれまで会社勤めをしてきましたが、あまり自分の退職金を考えるタイミングはありませんでした。そこまで長く勤めるつもりもなかったので、もらえても大した金額ではないなぁと思っていたためです。

退職金の計算式を知ろう

計算式は会社によって異なります。そもそも退職金とは会社としては出す義務はありません。私の勤める会社は一応東証一部上場企業でそれなりの規模の会社です。まずは会社拠出の第1年金から見ていきましょう。

早期退職で金額が激減 会社拠出年金(第1年金)

加入者期間20年以上の従業員に対して支払われると。加入者期間20年未満の場合、一時金または他の年金制度への移換より選択可能と記載がありました。また、60歳到達時に20年有期年金か20年保証終身年金のいずれかより選択できるようです。20年有期年金の場合の計算式です。

 

会社拠出年金 = 第1基準給与累計額(※1)✖️給付率(※2)✖️退職事由別係数(※3)

        ✖️ 据置乗率(※4)➗15.7508(※5)

 

※1 加入中の各月の第1基準給与の累計額 多分標準報酬月額に調整率がかけられたもの。調整率は年齢によって変動するもので、うちの会社だと5歳刻みで0.7〜0.98で上がっていき、50歳以上で1.0になるとありました。

※2 給付率は加入者期間が20年未満なら退職理由問わず期間によって0〜0.03で変動。20年以上なら0.031〜0.048で理由によって微妙に違うという値でした。

※3 加入者期間が20年未満なら定年→1.0 自己都合→0.1 20年以上なら定年でも自己都合でも1.0

※4 0年〜20年で1.00〜1.64で変動。これは多分60歳までの受け取り期間までに追加される利率だと思われる。

※5 年利率2.5%の20年確定年金現価率=15.7508

 

ちなみに年金ではなく一時金としてもらった場合にはこうなります。

 

会社拠出年金 = 第1基準給与累計額(※1)✖️給付率(※2)✖️退職事由別係数(※3)

 

つまり一時金としてもらって自分で資産運用するか、会社に運用してもらって年金として受け取るかってことですね。

それにしても一番気になるのは「退職事由別係数」ですね。20年働けば1で20年未満だと0.1ですよ。会社からするとやめてほしくないだろうから当然ですが、働く方からすると悩ましい数字です。特に私のような勤続15年とかになってくるとあと少しがんばれば!みたいな気持ちになります。

 

これはきっちりもらわな 個人拠出年金(第3年金)

こちらも年金で受け取る場合と一時金で受け取る場合があります。年金額の計算式は次のようになります。

 

個人拠出年金=第3一時金額(第3基準給与加重累計額(※1✖️ 231000

        ✖️据置乗率 15.7508

 

※1 加入中の各月の第3基準給与に対応する加重率を乗じて算出した額を累計した個人拠出掛金元利計相当額。月収に年齢に応じた調整率をかけたもの。調整率は5歳刻みで0.7〜1.0。50歳以上なら1.0です。

 

一時金の場合の計算式はこうなります。

 

個人拠出年金=第3一時金額(第3基準給与加重累計額 ✖️ 231000

 

考え方は会社拠出年金と同じですね。自分で運用するか会社が運用するかの違いかと思います。

 

自分のライフプランにあわせて選択する

一時金で受け取るか年金で受け取るかは自分のライフプランに合わせて決めればいいと思います。私は現時点では年金を選択したいなと思っています。自分で運用する資産としては、現在保持している資産と今後の給与積立分をあてて、退職金は年金にしておきたいと考えているからです。老後の収入をある程度安全な資産として確保しておいた方が精神的に楽だと感じます。さて、次回は具体的にいくらもらえるか計算したいと思います。